フラワーショップアスタ-のBlog
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先日の日曜日
妻と八ヶ岳に行った。
何をしに???
山梨県北杜市でシンビジウムを栽培する
「羽衣洋蘭園」
の渡辺君を訪ねて
彼の作るシンビジウムはちょっと違う。
どこが???
まだまだこの方法で栽培している生産者さんは無いに等しい
「オーガニック」である。
要は無農薬!
ハウスを訪ねるとまだ花が咲いている状態ではない

が着々と来たるべき出荷にむけてやるべき仕事は山のよう。
どう咲くのか咲かせてみたものもある。

いやいや綺麗です。
我々花屋はセリ台にあがった花を見て
あ~だのこ~だのとけっこう好き勝手な事を言う。
彼はこの花を「オーガニック」で咲かせるために
人一倍研究し、失敗を繰り返しこの花を栽培する。
使う物を使えばここまで苦労することはないのだが
何故ここまでにしてオーガニックにこだわるのか?
環境のため、次世代を担う子供達のため
そして花のすばらしさを知ってもらうため
彼のハウスは苔やらシダやら雑草やらが
たくさん生えている。
よくハウスを見ればどんな花が出来るのか一目瞭然と聞くが
彼のものは決して綺麗とは言えないだろう。

しかし、これには理由があった。
植物が育つ環境において天敵はつきもの
あらゆる害虫、病気との闘い。
オーガニック栽培において重要なのは
その天敵とどう向き合うのかということ。
結論はハウスの中をその植物が本来育つ環境に近づけてやること!
シンビジウムが本来自然界で生息している
湿気があり、苔が育ち、シダが育つ環境に近づけること
ハウス内で一つの生態系を形成することで
そこにシンビジウムにつく害虫その他の天敵をも生息させるのだ。
だから土の中にはミミズまでもが生活している。
この環境を作り上げるまでの苦労は並大抵のことではないだろう。
こんなことも知らないで我々花屋は花を簡単に評価してしまう。
・・・反省
現場を見ることの大事さ、
それを伝えることの重要さを再確認した。
ところで大抵のシンビジウムのリップには色があり、模様がある。
我々はその色が合わないとか嫌いだとか言うが
では何故あそこに色があるのか考えたことがあるだろうか??
渡辺君に教わった。
シンビジウムが種を増やす媒体は「蜂」だそうだ。
自然界に生息するシンビジウムは
花弁に色を持つことによってアピールしているそうだ。
しかしながら蜂も寄ってきただけでは受粉しない。
そこで、さらにその色で模様を描くことによって
蜂を花の奥まで誘い込む。

おしりの大きな蜂はその模様に誘われて
奥へと誘導されるわけだが
その時花弁上部に付いている丸いイボが
蜂の大きなおしりにぶつかり、付着し
奥へ入った蜂がおしりを壁にぶつけることによって
イボが花弁奥の内壁に付着
そうです!
そのイボの中に花粉があるのです!
確かに中を覗くと入ってみたくなるような模様に・・・

種を残すための知恵です!・・・・凄い!!
リップに色のないものは
人間が作り出したものらしい。
自然界では突然変異で出来る物もあるそうだが
いずれ無くなってしまうらしい。
だって、蜂、来ないから・・・・(T_T)
なるほどそんなことを知ると
今まで苦手だったリップの色もいとおしく思えるじゃないですか!
今まで邪魔な物は排除してきたが
今度はそれをどういかすのか考える
自然と作るアレンジも変わってきます。
いやいやますます花の世界は奥が深い。
そして面白い!
そんなこんなで大変有意義な時間を過ごしました。
おいしい蕎麦もごちそうになり、
素敵な虹を見て
本当に忙しいのにありがとうございましたm(_ _)m
今度は是非森に!!
ハウスに寄る前に
渡辺君に紹介してもらったカフェでお茶もしてきました。
中央道、須玉インターから5分くらい
「くじらぐも」
というカフェです。

築100年以上という古民家を改装した店内
流れる音楽と心地よい空気
そこだけは時間がゆっくりと流れて
まさに癒しの空間
そこには忘れられた日本の心がありました。
近くにお越しの際は是非!
おすすめです!!
どんなところかというと
写真を撮らせていただいたので
あとはご自分で行って感じてください。

気になった方は行ってみて!
「くじらぐも」さんHPはhttp://ameblo.jp/yasurinpime/
渡辺君の「羽衣洋蘭園」HPはhttp://www.eps4.comlink.ne.jp/~hagoromo/index.html
妻と八ヶ岳に行った。
何をしに???
山梨県北杜市でシンビジウムを栽培する
「羽衣洋蘭園」
の渡辺君を訪ねて
彼の作るシンビジウムはちょっと違う。
どこが???
まだまだこの方法で栽培している生産者さんは無いに等しい
「オーガニック」である。
要は無農薬!
ハウスを訪ねるとまだ花が咲いている状態ではない
が着々と来たるべき出荷にむけてやるべき仕事は山のよう。
どう咲くのか咲かせてみたものもある。
いやいや綺麗です。
我々花屋はセリ台にあがった花を見て
あ~だのこ~だのとけっこう好き勝手な事を言う。
彼はこの花を「オーガニック」で咲かせるために
人一倍研究し、失敗を繰り返しこの花を栽培する。
使う物を使えばここまで苦労することはないのだが
何故ここまでにしてオーガニックにこだわるのか?
環境のため、次世代を担う子供達のため
そして花のすばらしさを知ってもらうため
彼のハウスは苔やらシダやら雑草やらが
たくさん生えている。
よくハウスを見ればどんな花が出来るのか一目瞭然と聞くが
彼のものは決して綺麗とは言えないだろう。
しかし、これには理由があった。
植物が育つ環境において天敵はつきもの
あらゆる害虫、病気との闘い。
オーガニック栽培において重要なのは
その天敵とどう向き合うのかということ。
結論はハウスの中をその植物が本来育つ環境に近づけてやること!
シンビジウムが本来自然界で生息している
湿気があり、苔が育ち、シダが育つ環境に近づけること
ハウス内で一つの生態系を形成することで
そこにシンビジウムにつく害虫その他の天敵をも生息させるのだ。
だから土の中にはミミズまでもが生活している。
この環境を作り上げるまでの苦労は並大抵のことではないだろう。
こんなことも知らないで我々花屋は花を簡単に評価してしまう。
・・・反省
現場を見ることの大事さ、
それを伝えることの重要さを再確認した。
ところで大抵のシンビジウムのリップには色があり、模様がある。
我々はその色が合わないとか嫌いだとか言うが
では何故あそこに色があるのか考えたことがあるだろうか??
渡辺君に教わった。
シンビジウムが種を増やす媒体は「蜂」だそうだ。
自然界に生息するシンビジウムは
花弁に色を持つことによってアピールしているそうだ。
しかしながら蜂も寄ってきただけでは受粉しない。
そこで、さらにその色で模様を描くことによって
蜂を花の奥まで誘い込む。
おしりの大きな蜂はその模様に誘われて
奥へと誘導されるわけだが
その時花弁上部に付いている丸いイボが
蜂の大きなおしりにぶつかり、付着し
奥へ入った蜂がおしりを壁にぶつけることによって
イボが花弁奥の内壁に付着
そうです!
そのイボの中に花粉があるのです!
確かに中を覗くと入ってみたくなるような模様に・・・
種を残すための知恵です!・・・・凄い!!
リップに色のないものは
人間が作り出したものらしい。
自然界では突然変異で出来る物もあるそうだが
いずれ無くなってしまうらしい。
だって、蜂、来ないから・・・・(T_T)
なるほどそんなことを知ると
今まで苦手だったリップの色もいとおしく思えるじゃないですか!
今まで邪魔な物は排除してきたが
今度はそれをどういかすのか考える
自然と作るアレンジも変わってきます。
いやいやますます花の世界は奥が深い。
そして面白い!
そんなこんなで大変有意義な時間を過ごしました。
おいしい蕎麦もごちそうになり、
素敵な虹を見て
本当に忙しいのにありがとうございましたm(_ _)m
今度は是非森に!!
ハウスに寄る前に
渡辺君に紹介してもらったカフェでお茶もしてきました。
中央道、須玉インターから5分くらい
「くじらぐも」
というカフェです。
築100年以上という古民家を改装した店内
流れる音楽と心地よい空気
そこだけは時間がゆっくりと流れて
まさに癒しの空間
そこには忘れられた日本の心がありました。
近くにお越しの際は是非!
おすすめです!!
どんなところかというと
写真を撮らせていただいたので
あとはご自分で行って感じてください。
気になった方は行ってみて!
「くじらぐも」さんHPはhttp://ameblo.jp/yasurinpime/
渡辺君の「羽衣洋蘭園」HPはhttp://www.eps4.comlink.ne.jp/~hagoromo/index.html
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以前・・・
あすたさんこんにちは!
以前、
「シンビジュームのリップの模様はあまり好みではないよね」
と、市場でお互いがそう話したことを覚えています。
そんな理由があったんですね。
今まで敬遠していた自分が恥ずかしくなりました。
本当に勉強になりました。
ありがとうございましたm(__)m
以前、
「シンビジュームのリップの模様はあまり好みではないよね」
と、市場でお互いがそう話したことを覚えています。
そんな理由があったんですね。
今まで敬遠していた自分が恥ずかしくなりました。
本当に勉強になりました。
ありがとうございましたm(__)m
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