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フラワーショップアスタ-のBlog
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前にも述べたが
最近は花を仕入れると箱の中に生産者さんからの
メッセージがある事が多い

ガーベラでおなじみの「さぎやまさん」
栽培上花に変化があるとその事がなぜ起こるのか
プリントアウトして入っていたりする。

もっとも大きく始められたのが「花職人Aizu」「湯田さん」
花職人Aizuとして出荷が始まってから現在にいたるまで
必ずスリーブに付いている。

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生産、出荷の合間をぬって作られるこのメッセージ
続けるのは並大抵のことではない。

今年から出荷が始まった「すずきの百合」のすずきさんも
「すずきのゆり魚沼便り」が定期的に更新され
箱の中に入っている。

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花プランの富樫さんも「花プラン通信」を発行



そして、魚沼の地にもう一人

「たきざわ ひでみ」

20代の若き女性である。

鈴木さんと同時期に出荷が始まった

兄弟もいるのだが
父親が毎日百合と向き合う姿を見て
この仕事を受け継ぐのは・・・・と一大発起!!

生産という過酷な世界へと入っていった。


初めて使わせていただいたのは黄色のLA
第一印象は若干硬切りで芽かきもされてなく
これで本当にきれいに咲くのかな? と疑問に思った。

ブティックのディスプレイに白い百合と一緒に何十本も生け込んだ。
この場所はやたら日当たりがよく
ハランでさえも焼けてしまう所。

生け終わった時は真っ白なディスプレイ


一週間後ディスプレイの交換に行く


一週間前、真っ白なディスプレイだったその場所は
真っ黄色なディスプレイに変わっていた。

白い百合が咲き終わり、
変わってあのかたいつぼみだった百合が
最後の一輪まで花を小さくすることなく
見事に咲き乱れていた。

あのとき疑ってしまった自分に恥ずかしくなった。

お店のスタッフの方の興奮に満ちた感動の声を今でも覚えている。

彼女の作る百合もまた魚沼の地で
しっかりと育っている。

だだっ広い山の上の畑で
蚊と戦いながら百合と向き合う魚沼のド根性娘!

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(Bleu Ciel☆blogさんから画像拝借しちゃいました。
 ごめんなさい<(_ _)> )

  6月30日のblogで紹介されてます。 

  
 Bleu Ciel☆blog~青空に花をそえて    クリック



滝沢さん、只今カサブランカシベリアを出荷中

そして今日、彼女が作ってみたくて選んだ品種
「レジェンド」の出荷が始まりました。

本日シベリアと共にレジェンドも仕入れさせていただきました。
まだ咲いてませんが楽しみにしています。

シベリアの力強さはすでに体験済み
使ってみた人でなければその良さはわかりません!

そして「レジェンド」
彼女の挑戦はこれからも続くでしょう!

生産者さんの顔が見える花
これからも使い続けます。


秀美ちゃんもまた
「たきざわの百合通信」を発行しています。

こんなに頑張っている若い女性がいることを
私達も消費者のみなさんに伝えていきます!

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生産者名は 「滝沢芳和」さんの名で出荷

いつの日か彼女の選んだレジェンドの箱に
「滝沢秀美」の名が付く時
その日を楽しみに
その前にレジェンドの咲くのを心待ちに
今日は店のシャッターを降ろしました。


 

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今日は午後から六本木へ

AXIS GALLERY(アクシス ギャラリー)で開催されている

REAL JAPAN 展示発表会へ行ってきました


「厳選された素材、卓越した匠の技、磨き澄まされたデザイン
 越前、輪島、山中、京都屈指の職人たちが伝統技術の「極」を
  集結して完成させたコレクションです」

福井県鯖江市の漆器メーカー「丸富漆器」さんが制作された漆の花器に
村松文彦さんが花を生けるという
漆器と花のコラボレーションだ!!

1月にパリで拝見させていただいたものの東京初公開となる展示会です。
パリでの様子は「PASEO summer」にも載ってます。

春にはドイツでも発表され、器の技術の高さと
花のデザインがパリ同様高く評価されたそうです。

前回まではオアシスを使用していたのですが
今回はなんと生け込んであるそうです。

ただ生けるのではなく、
鏡面仕上げの漆に移り込む花、影、
全て計算されて生けてあります。

微妙に角度を変えて生けてあったり
写り込んだ姿を計算して丸められたハラン
そして花々、

漆の鏡面の中に別の世界があるようです。

これも全100行程以上にわたる匠の技によって作られた
漆の技術あってこそ!
圧巻の一言

「摩天楼」と名付けられたコレクション
素晴らしかったです。

通常は写真撮影は禁止なのですが
特別にとお許しいただきました。

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明日17日~18:00まで開催されてます。


帰りに「つちやむねよし」さんのお店「ノンノ」さんに寄らせていただきました。
忙しいところにお邪魔しちゃってあまりお話できませんでしたが
つちやさんが作られるところをラッキーにも拝見できちゃいました!!

考える前に手が動いている! 
さすがです!!

勉強させていただきました!!
ありがとうございました。


先週、今週、来週まで休み無し
気合いで乗り切ります!
セリ中寝たりしてますが・・・・

今日のところはおとなしく寝ます。

・・・ではまた。
先日の日曜日
妻と八ヶ岳に行った。

何をしに???

山梨県北杜市でシンビジウムを栽培する
「羽衣洋蘭園」
の渡辺君を訪ねて

彼の作るシンビジウムはちょっと違う。
どこが???

まだまだこの方法で栽培している生産者さんは無いに等しい

「オーガニック」である。

要は無農薬!


ハウスを訪ねるとまだ花が咲いている状態ではない
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が着々と来たるべき出荷にむけてやるべき仕事は山のよう。

どう咲くのか咲かせてみたものもある。
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いやいや綺麗です。

我々花屋はセリ台にあがった花を見て
あ~だのこ~だのとけっこう好き勝手な事を言う。

彼はこの花を「オーガニック」で咲かせるために
人一倍研究し、失敗を繰り返しこの花を栽培する。

使う物を使えばここまで苦労することはないのだが
何故ここまでにしてオーガニックにこだわるのか?

環境のため、次世代を担う子供達のため
そして花のすばらしさを知ってもらうため


彼のハウスは苔やらシダやら雑草やらが
たくさん生えている。

よくハウスを見ればどんな花が出来るのか一目瞭然と聞くが
彼のものは決して綺麗とは言えないだろう。

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しかし、これには理由があった。

植物が育つ環境において天敵はつきもの
あらゆる害虫、病気との闘い。

オーガニック栽培において重要なのは
その天敵とどう向き合うのかということ。

結論はハウスの中をその植物が本来育つ環境に近づけてやること!

シンビジウムが本来自然界で生息している
湿気があり、苔が育ち、シダが育つ環境に近づけること
ハウス内で一つの生態系を形成することで
そこにシンビジウムにつく害虫その他の天敵をも生息させるのだ。

だから土の中にはミミズまでもが生活している。

この環境を作り上げるまでの苦労は並大抵のことではないだろう。

こんなことも知らないで我々花屋は花を簡単に評価してしまう。
・・・反省

現場を見ることの大事さ、
それを伝えることの重要さを再確認した。


ところで大抵のシンビジウムのリップには色があり、模様がある。
我々はその色が合わないとか嫌いだとか言うが
では何故あそこに色があるのか考えたことがあるだろうか??

渡辺君に教わった。

シンビジウムが種を増やす媒体は「蜂」だそうだ。

自然界に生息するシンビジウムは
花弁に色を持つことによってアピールしているそうだ。
しかしながら蜂も寄ってきただけでは受粉しない。

そこで、さらにその色で模様を描くことによって
蜂を花の奥まで誘い込む。
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おしりの大きな蜂はその模様に誘われて
奥へと誘導されるわけだが
その時花弁上部に付いている丸いイボ
蜂の大きなおしりにぶつかり、付着し
奥へ入った蜂がおしりを壁にぶつけることによって
イボが花弁奥の内壁に付着

そうです!
そのイボの中に花粉があるのです!

確かに中を覗くと入ってみたくなるような模様に・・・
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種を残すための知恵です!・・・・凄い!!


リップに色のないものは
人間が作り出したものらしい。
自然界では突然変異で出来る物もあるそうだが
いずれ無くなってしまうらしい。

だって、蜂、来ないから・・・・(T_T)


なるほどそんなことを知ると
今まで苦手だったリップの色もいとおしく思えるじゃないですか!

今まで邪魔な物は排除してきたが
今度はそれをどういかすのか考える

自然と作るアレンジも変わってきます。

いやいやますます花の世界は奥が深い。
そして面白い!


そんなこんなで大変有意義な時間を過ごしました。
おいしい蕎麦もごちそうになり、
素敵な虹を見て
本当に忙しいのにありがとうございましたm(_ _)m
今度は是非森に!!



ハウスに寄る前に
渡辺君に紹介してもらったカフェでお茶もしてきました。

中央道、須玉インターから5分くらい
「くじらぐも」
というカフェです。

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築100年以上という古民家を改装した店内

流れる音楽と心地よい空気

そこだけは時間がゆっくりと流れて
まさに癒しの空間
そこには忘れられた日本の心がありました。

近くにお越しの際は是非!
おすすめです!!

どんなところかというと
写真を撮らせていただいたので
あとはご自分で行って感じてください。

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気になった方は行ってみて!

「くじらぐも」さんHPはhttp://ameblo.jp/yasurinpime/

渡辺君の「羽衣洋蘭園」HPはhttp://www.eps4.comlink.ne.jp/~hagoromo/index.html




今日はここのところ資材屋さんに貼ってあった
ミュリエル・ルク」さんのデモンストレーションを見に
文京シビックホールへ・・・

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アーシテクチュア ベジェタル  (植物的建築)

2時間のデモで計7作品

作品はあらかじめ作られた構造物(ベース)に仕込まれた
グラスチューブに花を挿していく物がほとんど。

使用する花材は葉物を含めて3,4種類
鉄のフレームをベースに資材、ドライ物、などを使い
ほぼ8割方完成した物に花を挿すので
デモ的には変化のないものだった。

が、ベースに仕込まれた光ものの資材はすさまじい!!
ベースを作るところが見たかった・・・

あと何点かはハンドタイドのものを見たかったなぁ

松村工芸さん主催だったのでいたしかたなかったかな・・・


勉強させていただいたところもあり
有意義な時間でした。

作品を写真に撮るじかんがあり
携帯で撮ろうと頑張ったのですが
すさまじいまでの女性のパワーに押され
うまく撮れてませんでした・・・

一応アップしときます!!

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と、こんな感じです。


では。

今日の夜7時から
世田谷市場7階会議室にて
恒例 「小さな勉強会」があります。


今回のテーマは
「スパイラル」

今月、来月と二回にわたり参加型で実施です!

花屋さんの仕事の中で
多くのウェイトを占めるのが花を束ねる作業。

その中でも重要なのが
「スパイラル」

今回はその基礎を学びます。
出来る人も 苦手な人も
確認 勉強に是非参加してください。

岐阜県の岩島さんが
トルコキキョウを提供してくださいました!

トルコキキョウの話、使い方を交えての勉強会です。

トルコキキョウに合わせる花材を各自お持ちください!

それでは7時に!



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